家族の幸せのためにようやく買ったマイホームですから、
長く大切に使っていきたいですよね。
そこで、
家を長持ちさせるためのちょっとした豆知識をお伝えします。
①熱湯を流さない
キッチンシンクの排水は塩ビパイプを経由して下水へ流れていきます。
実はこの塩ビパイプ、熱湯には耐えられません。
おおよそ60度から70度以上になると変型したり、接着部が解けて水漏れの原因になります。
パスタのゆで汁、そのまま流していませんか?
熱湯を流すときは、蛇口から水を同時に出すか、ボウル等で冷ましましょう。
②海外製のトイレットペーパーを使わない
現在のトイレは節水仕様となっており、排水時の水量が少なくなっています。
海外製の安価なトイレットペーパーは水に溶けにくいため、節水トイレの場合、詰まりの原因になります。
そもそも海外では、ペーパーをそのまま流す習慣がない国もあります。
つまり「溶けやすさ」の規格が必要ないという事です。
日本製のものには「溶けやすさ」の規格が定められています。
必ず「JISマーク」の付いた商品を利用するようにしましょう。
③浸透潤滑剤は控える
鍵が穴に入りにくくなった…シャッタが下ろしにくくなった…窓が開けにくくなった…
そんな時は浸透潤滑剤(ク○556とか)をシュッシュとしたくなります。
外構製品にはやめておきましょう。
溶剤(油分)を含んでおり、ゴミ埃も巻き込んで痛みの原因になります。
なるべくシリコンスプレー(無溶剤)を使うようにしましょう。
④浴室は拭いて出る
浴室は家庭内で最も湿度の高い場所です。
気を抜くとスグにカビが出てきます。
また、目には見えなくても、使用後の浴室は、シャンプーや石鹸成分を含んだ水滴だらけです。
そのままにしておくと成分が凝固してしまい消えない跡になります。
浴室を出るときはサッとシャワーを流して、軽くタオルで拭いてから出ましょう。(特に鏡はしかっりと)
⑤洗濯機はかさ上げしておく
洗濯パンがあってもなくても、洗濯機をかさ上げしておくと便利です。
掃除がしやすいのもありますが、排水口設備のメンテナンスが簡単になります。
浴室や洗面台やキッチンの排水口は掃除するのに、なぜ洗濯場の排水口は掃除しないのか。
洗濯場排水には下水臭を防ぐためにトラップという設備が設置されています。
実はここが大変汚れる箇所で、ほっておくと悪臭の原因になります。
2~3年に一度くらいは分解掃除してあげましょう。
⑥空気を対流させよう
今の住宅には24時間換気機能がついており、トイレや浴室の換気扇を可動させると、居室内の空気を自動で循環してくれます。
それでも限界があります。
家を劣化させる一番の原因は湿気です。
湿気を含んだ空気を強制的にまき散らしてしまえば最強です。
そのため、ルーフィングファンやサーキュレーターを年中無休で稼働させるのがおすすめです。
私の家では洗面所に1台、キッチンに1台おいていますよ。