マンションはひとつの箱を区分けしています
部屋の壁はお隣さんとの間仕切り
つまり共有物です
床もしかり
ここの床は下の住人の天井です
つまり
マンションは構造上
音や振動が伝わりやすいのです
特に床は「歩く」「引きずる」とダイレクトに音が響きます
小さいお子さんがいる家庭は特に気になります
このように
マンションの騒音問題はよく耳にします
これを防ぐには
■天井を高くする
■二重床にする(床面とフローリングの間に隙間を作る方法)
■上階との間に隙間を作る(スラブ)
等が必要です
しかしこの方法を取れば取るほど販売戸数は稼げなくなります
そこで
マンションでは床材の遮音性能を管理規約で定めています
床材には「L○○」という値が設定されています
Lとは音の伝導値で数字が小さいほど伝わりにくくなります
■L40 ほとんど聞こえない
■L45 小さく聞こえる
■L50 聞こえる
一般的には「L45以上の遮音性能」と指定されています
そしてこの性能を左右するのが
床材に貼られたクッション材(遮音材)です
マンションの床がプカプカするのは
このクッション材が浮き沈みするから
使い始めは違和感がありますが
使っているうちに段々と遮音材も落ち着いてきますよ