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不動産について思うこと


単純に「マイホームを買う」と「車を買う」は購買という行為では同じです。

価格・形・性能・見栄・・・吟味に吟味を重ね、よしこれにしようと決断します。


これは私の独断と偏見ですが、「マイホームを買う」という行為には「人生をリセットする」という意味が多分に含まれていると感じています。

単純に、今までの人生の流れを変えるということであり、ここから新しい自分の人生を作り上げていくぞという覚悟と決断でもあります。

当の本人にそんな意思がなくても、人生の流れを変えてしまい、大きな決断させてしまう力が不動産にはあります。


不動産屋の一営業マンが何を言うのかと思われるでしょう。


私の仕事の半分は金融機関の案件です。

金融機関の案件というのは、つまるところ不良債権です。

不良債権の中身を見てみると、不動産の購入がトリガーとなって、人生が思わぬ方向に行ってしまった方のなんと多い事か。

つまり、不動産には人生を狂わせてしまうような魔性の力があります。


本来ならば、不動産とは、夢や希望のあふれる商品でなければなりません。

不動産を買った事で人生は良い方向に向かわなければなりません。

なのに、何故失敗してしまったのでしょうか?


もちろん、病気や転職、離婚や死別、人生にはいろいろなことが起こります。

しかし、それだけではありません。


長年この仕事に従事してきて少しだけ思うことがあります。


失敗してしまった方は、結論を他人に委ねた方が多いと思うのです。


「あの人が良いといったから」


そして、自分の結論で購入しなかった不動産は牙をむきます。

どうにもならない所まで引きずられてしまうことがあります。


だからこそ、自分自身で結論を出すことが大切です。


そして、その結論に寄り添うこと。

それが不動産会社の役割だと思っています。


仲介会社の役目とは、その結論を出すための手助けをすることです。

やっぱり賃貸に住んでいた方が良い、そう結論を出したのであれば、それを否定することは誰にもできないと思うのです。


営業という側面がある以上、買わせよう、買わせようと圧力をかけていく会社が多いことも事実です。

売り上げが無くては経営は成り立ちません。

しかし、もう一度立ち止まって考えてください。


それは、あなたの意思ですか?


そして、不動産の購入であなたの人生がより良い方向へ行くと、私たちは少しだけ儲けられる事をそっとお伝えしておきます。




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