不動産売買の場合、金融機関の住宅ローンを利用する方が多いですよね。
決済では、金融機関からお金を貸してもらい(融資実行)、代金を売主へ振込みます。
代金が口座へ着金したことを確認出来たら、引渡しとなります。
つまり、着金が確認出来ないかぎり、引渡しが出来ません。
月末などは、振込件数が多くなるので、銀行のシステムも混みます。
銀行ではお金の送金を行なう専門のセンターがあります。
そこに一度情報を集めてから振込を行ないます。(センター経由)
誤送金を防ぐためですね。
特に、不動産の場合、送金額が大きくなるので、センター経由に「される」ケースが多いのです。
「される」と書きましたが、
実は、支店から直接相手の口座へ送金することもできます。
これを「直接打電」と言います。
不動産決済の場合、相手への着金確認が必至です。
つまり、センター経由で振込を行なうと、送金情報が迂回してしまうので、なかなか着金確認が取れません。
月末などは、2時間3時間と待たされてしまいます。
ですので、
不動産決済で振込を行なうときは、振込伝票と一緒に、
「着金確認を取るので、センター経由ではなく、直接打電でお願いします。」
もしくは、不動産屋っぽく、
「チョクウチで!」
と、
一言添えましょう。